2010年10月1日金曜日

10/9/24 現代の守護聖人

 大司教は9月23日のピオ司祭の記念日に関連して、Ein Nothelfer für Heute「現代の守護(救護)聖人」という題で寄稿されました。以下にその本文を訳出します。 

 私にとってとても大事な人物について、今日はお話ししようと思います。昨日はその人の記念日でした。1968年9月23日に彼は亡くなりました。私が彼と出会ったのは、私が16歳の時でした。彼は南イタリアの片田舎にあるカプチン会の修道院に住んでいました。彼によって、この地は世界的に有名になりました。こんにち、彼の墓をたずねるために、年間700万人の人々がサン・ジョヴァンニ・トロンドをおとずれます。彼、パドレ・ピオは、今ではイタリアで最も人気のある聖人です。
 このカプチン会司祭は何者なのでしょうか。1918年、彼の体にキリストの磔刑の五つの聖痕が現れました。ピオ神父は’’スティグマータ,,と言われるキリストの傷を自らの体に受けたのです。しばらくして、二度と止むことのない巡礼の波が押し寄せるようになりました。ピオ神父は偉大な救護聖人となったのです。彼は一日何時間も告解室で過ごしました。あらゆる人間的な苦難が彼のもとに持ち込まれました。多くの場合、彼はつっけんどんな態度で人々が隠している罪を言い当てることで、かえってこの人々をを助けました。笑い者にするためではなく、治癒する為に。
 忘れることができないのは、彼がどのようにミサを挙行したかです。あれほどに真実な心を打つミサ、私が若者であったあの時以来、二度と同様の体験はありません。そしてそのミサ後の彼との個人的な短い出会いは決して忘れないでしょう。42年前の昨日、彼は亡くなりました。しかし彼の臨在は、当時と少しも変わらず力強く感じられます。パドレ・ピオは多くの艱難の力強い助け手です。

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